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生ける屍の死


ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで甦った! この怪現象の中、霊園経営者一族の上に殺人者の魔手が伸びる。 死んだ筈の人間が生き還ってくる状況下で展開される殺人劇の必然性とは何なのか? 自らも使者となったことを隠しつつ事件を追うパンク探偵グリンは、肉体が崩壊するまでに真相を手に入れることができるのか? 著者会心の長編第一作、全面改稿による待望の文庫化。

やたら1位だの2位だの数字を見せられては、弥が上にも期待してしまいます。 そもそもこれを買った理由もその数字だったし、最近濃いのばっかり読んでいたからそういうのを欲したと。

あらすじにもある通り探偵がイキナリ死んで甦るという異色の作品。 ある意味死というものと描くミステリなのに、死んでも復活したら殺人の意味がほぼなくなるといった、死に対するメタ小説かと。 殺されているのに死んでいるのに想い悩み考えるのは、殺しても生き返るのにそれでも殺そうとするのは、まさに死生観を問われる作品。 舞台がアメリカだったから成り立つ物語、同じことが日本で起きたらどうなるのか、妄想しても楽しいんじゃないでしょうか。

死者が復活と言えばゾンビ、ゾンビと言えばおどろおどろしたB級スプラッタホラーが定説なのに、やたらと理知的で紳士なゾンビが素晴しかったと、探偵だしね。 しかし切ない。

相性の悪い横文字の人名(誰が誰だか覚えられない)だったのですが、何故か今作ではさっくりと全員把握できたんですよ、そういった点では自分的に奇跡の作品。
2008.09.17 Wed l 読書 l top ▲
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